かつてバルセロナ、インテル、レアル・マドリー、ミランなど欧州のビッグクラブで活躍し、現在はブラジルのコリンチャンスでプレーしている“フェノメノ”(怪物の意味)の異名を持つFWロナウドは、9日に行われた国内リーグ戦のフルミネンセ戦でハットトリックを達成。ストライカーとしての存在感をあらためて見せつけ、けがからの完全復活を強く印象付けた。
ロナウドはこの試合、守備の危うさを露呈したフルミネンセ相手に、その得点能力の高さをまざまざと見せつけた。
前半24分にロナウドの先制点で口火を切ったコリンチャンスは、その5分後にデンチーニョ、さらにその6分後に再びロナウドが追加点を挙げ、前半で早くも3点のリードを奪い、試合の主導権を完全に握った。
このままコリンチャンスのペースで進むかと思われた73分、コンカのゴールでようやく1点を返したフルミネンセは、さらにその6分後、コリンチャンスDFジエゴのオウンゴールによって1点差まで詰め寄ることに成功。流れがフルミネンセに傾きかけ、同点のムードが漂い始めたまさにその時、フルミネンセのエース、フレッジが不用意なプレーによって退場処分となった。そして85分、再びロナウドがダメ押しの1点を決めてハットトリックを達成。コリンチャンスが4−2でフルミネンセを退けた。
今回の勝利によって5位に浮上したコリンチャンスとは対照的に、敗れたフルミネンセは15位と不振にあえいでいる。プレースタイル
瞬発力が異常なほど高く、彼の加速力は1メートルでトップスピードに持っていけるといわれるほど驚異的な速さを誇る。またトップスピードで一気に長距離を疾駆して単独でゴールを陥れることを可能にする、長時間の無酸素運動能力も高く評されている。レアル・マドリード、ACミラン両クラブで、短距離タイムチームナンバー1になっており、依然として世界最高レベルの加速力を誇っている。 また、鋼のように強靱なフィジカルも有しており、全盛期はユニフォームを掴まれようが数人に囲まれようが勢いが弱まる事はなく、ドリブル突破で相手選手を次々となぎ倒してしまう程であった。
フットサルで磨いた足元の技術は高く、元チームメイトのジネディーヌ・ジダンをして「ボールを持った彼は全てを可能にする」と言わしめる。ゴール前での冷静さやトラップ技術は群を抜いており、シュートするのに最適な位置にボールをコントロールする。シザーズフェイントの名手としても知られ、高速で大幅な重心移動を繰り返すその動きは(多くの場合)左に持ち出すことが分かっていながら止められないことでも有名。他にもエラシコや各種のフェイントも使うことがある。シュート時に蹴り足の膝下にボールを置いて蹴る特殊なフォームの持ち主であり(普通はまともに蹴ることすら難しい)、キーパーは間合いを外され反応出来ないまま自分の真横を転がるボールを見送る事も度々ある。また、ボールに対する反応も非常に素早く、キーパーが弾いたボールに誰よりも早くゴールに押し込むなど抜け目のなさも持っている。
実績では現役世界最高のストライカーであり、歴代で見ても最も偉大な選手の一人。史上最高のストライカーと評す声も少なくない。その超人的なプレーから「怪物」、「フェノーメノ(超常現象)」の異名をとる。コメント
3点とも怪物っぷりが出ていて良かったですね。
3点目は日本人だったら噴かしちゃうだろうなぁっていうシュートでしたね。
ロナウド好きとしてはこの調子で試合に出て、W杯に出てくれたらと思っています。