

「ボールと会話できる選手」と言われるほどテクニックの高さには定評があり、サッカー選手達から天才と賞賛される選手である。おそらく、現役日本人選手において、最も「天才」の名がふさわしい選手であろう。 利き足に持ち替えようとする動きはほとんど見られず、右足、左足遜色なく高い精度のシュートやボレー、クロスを蹴ることができる上、細かなボールタッチからみせる巧みなドリブルやワンタッチで相手をかわすなどのプレーを簡単にこなす。ダイレクトプレーの判断力が高く、ワンタッチ、ツータッチでテンポよくゲームをコントロールする。 自伝で述べているように、そのテクニックは少年期よりボールの1人壁打ちや、ボールリフティングにより磨かれたボールテクニックの賜物であり、様々な質のボールを無尽蔵に繰り出す力量は同世代の小笠原満男(鹿島アントラーズ所属)をして「なんなんだ、あいつは」(ユース時代の目撃証言)と言わせるほどである。
「豪快なシュートより技ありのシュートが好き」と話すように、ループシュートのようにキーパーの意表をつきタイミングを外すようなシュートが得意。ペナルティエリアの外からゴール隅をふわりと狙う独特のミドルシュートは、フェイエノールト所属当時月間ベストゴールにも選ばれている。きわめて客観的な視点から繰り出すラスト・パスは日本国内で「エンゼルパス」と呼ばれている。またそのベルベット織の絨毯のような柔らかな触感のボールタッチを評してオランダのメディアでは「ベルベット・パス」と評されていた。
オランダ移籍以前は、攻撃的ポジションであるトップ下でよく得点に絡んでいたが、フェイエノールトではチーム事情もあってボランチの位置で起用され、視野の広さを生かして「ベルベット・パス」とも称される正確なパスを供給しゲームを作った。このレジスタ的ポジションの経験はパスセンスに更なる磨きを掛けた。足元のテクニックが高い反面、運動量の少なさや守備面の課題が指摘されていたが、フェイエノールト時代のボスフェルトとの連携に見られるように、攻撃面はもちろん、守備面でも成長を見せた。コメント
怪我が多くてチームでも代表でも名前を聞くことが最近ありませんが、同世代としては復活してほしいと
心待ちにしています。
テクニック、視野の広さなど世界レベルではあるのですが、
やさしすぎるのかメンタルが少し弱い感じがします。
*厳しいコメントになってしまいましたが浦和に入団時、フェイエノールト、ボーフムすべてで応援しているだけに期待を込めてなので悪気はありません。
黄金世代(稲本、小笠原、本山、明神、宮本、柳沢、高原)の代表復活も期待したいものです。